「カビ」は喘息の要因のひとつです!

「カビ」は喘息の要因のひとつです!

ちょっとこれを見てください。

これは、病院のアレルギー検査の一覧(一部)です。

シングルアレルゲンとして

・ハンノキ

・スギ

・ヒノキ

・カモガヤ

・ブタクサ

・ヨモギ

・ハウスダスト

・ヤケヒョウヒダニ

・ネコ皮屑

・イヌ皮屑

・卵白

マルチアレルゲンとしては

mx2(カビ)

とまあ、アレルギー専門医にいくとこんな項目をチェックしてくれます。

稲科、雑草花粉、樹木花粉、カビ・真菌、動物、
寄生虫、昆虫、ダニ、室内塵、食餌性、職業性。
これらは「喘息発作」を引き起こす要因にもなるからです。

これは、僕の知り合いの「喘息の持病のある」お子さんが
定期的に検査をしているチェック☑️項目です。

そして、医者はこれらの結果から
その後の対策や薬などの治療を検討するというわけです。
もちろん、数値が高い項目があれば、
その項目を防ぐ対策(ペットの毛やハウスダストを防ぐための清掃)を強く薦められます。

もちろん、喘息発作の原因は、これらアレルギー物質以外にもありますが、
少しでもこれらのアレルギー物質を体から除去し、
身の回りから遠ざけることが何より大切な予防になります。

そこで、今日は、特にその中の「カビ」についてお話したいと思います。

僕がまず第一に、喘息の方のお部屋で避けてほしい、
防いで欲しいと強く思うもののひとつが「カビ」だからです。

空気中に舞っているカビの胞子を吸い込むと

 ・かゆみ

 ・咳

 ・鼻水

 ・喉の痛み

 ・呼吸のトラブル

の原因となります。

そこでその「カビ」を除去するために、
『簡単にできる部屋のカビ対策』についてお話いたします。

まず、カビの繁殖を防ぐためには、

湿度を60%以下に下げる。

カビ菌は湿度が60%以下になるとほとんど活動できなくなります。
そこで

*部屋干しはできるだけ避ける。もしくは部屋干しの後は換気をする。

*エアコンのドライ機能を活用する。

*一日に何回か窓を開けて換気する。(これ重要です!)

*扇風機などを使って、部屋の空気を循環させる。

*結露防止フィルムを貼ったり、
 二重窓にするなど窓に結露ができにくい工夫をする。
(結露を放ってほくとカビになりやすいです)

*観葉植物や水槽などをできるだけ置かない。

温度を25度以下を心がける。

カビ菌の多くは15℃~30℃の気温を好み、
25℃~28℃くらいの温度が一番活動が活発になります。

しかし、夏場や冬場はそうもいってられませんので、
「この温度が理想だけど」くらいに覚えておいていただけるといいと思います。

こまめお掃除を心がける。

*こまめに掃除機をかける。

*物の上に溜まった埃を除去するためにも「ハンディワイパー」などで
 埃をたたないように除去する「拭き掃除」はかなり効果的です。

これらを心がけていただくだけで、
カビの発生を少なくすることができると思います。

なお。

カビの生えやすいところは、

*「トイレ」「浴室」「洗面所」「キッチン」などの水まわり

*「クローゼット」「押し入れ」などの収納場所

*「マットレス」や「お布団」などの寝具

*「タンス」や「食器棚」などの裏側

*「畳」

です。

これらを少し意識するだけで「カビ」の発生を予防できますよ!
そして!
僕たち「プロの清掃屋」がちょこっとアドバイスさせていただくとすれば。
カビは放っておくと「根」を張ってしまい、取り除くとこが困難になってしまいます。

ですからそうさせないために。
「根を張るまでに少しでいいので、くっついたカビの胞子を動かす」ことが大切なんです。

表面についたカビの胞子は、そのままにしておくと「根を張る」ので、
そうなる前に胞子を別の場所に移動させると思ってください。
もちろん、洗い流せればそれが一番ですが、
そう思うと面倒になってしまいます。

ですから、「カビの胞子を定着させない」と思ってください。

その方法は、スコッチブライト(スポンジ)などで洗い流すということです。
軽くでいいので、根を張る前に!

そして、「水」では洗い流すのはなく「お湯」で。

しかも!

できれば、50℃から60℃の「お湯」で流していただくのが最適です!

水まわりのカビは生えやすいところです。

ぜひ、50℃から60℃のお湯を使って
スポンジなどでカビの胞子を移動(洗い流して)させてみてください。

アレルギーの要因、カビを防いで快適な住空間を!

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